住宅省エネ2023キャンペーンの審査期間ってどのくらい?実際の申請内容と処理期間をまとめてみた

住宅省エネ2023キャンペーンとは?

住宅省エネ2023キャンペーンは、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、家庭の省エネ推進のため創設された、『こどもエコすまい支援事業』・『先進的窓リノベ事業』・『給湯省エネ事業』の3つの補助事業の総称です。

こどもエコすまい支援事業は予算消化により、開始から6ヶ月を待たず終了しましたが、先進的窓リノベ事業と給湯省エネ事業は2023年12月31日まで交付申請受付中です。現在、先進的窓リノベ事業における、集合住宅に対する補助金申請額は予算消化率が80%に達しており、申請を予定されている方は早めに申請を行いましょう。

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【併用可能】住宅省エネ2023キャンペーンとは?上手な活用方法と申請代行を依頼するメリットについて解説します!

目次1 住宅省エネ2023キャンペーンの制度概要1.1 制度概要1.2 事業のイメージ・補助金交付までのスケジュール1.3 事業名称/予算1.4 補助対象1.5 交付申請期間(予定)2 行…

住宅の省エネ化・高断熱化は重要なテーマであるため、来年度も同様の制度の予定が実施されています。12月にかけて来年度の情報が判明してくることが想定されますので、情報が公表され次第弊所でも発信を行う予定です。

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令和6年度のリフォーム・省エネ補助金はどうなる?【こどもエコすまい・先進的窓リノベ受付終了】

令和6年度のリフォーム・省エネ補助金はどうなる?【こどもエコすまい・先進的窓リノベ受付終了】 目次1 こどもエコすまい支援事業が予算消化により終了しました2 後継事…

この記事ではこれから申請される方や来年度制度を活用したい方に向けて、住宅省エネ2023キャンペーンの審査期間はどれくらいなのか?実際に申請した内容をもとにご紹介いたします。申請にお困りの事業者さまはお気軽にご相談ください。

申請から補助金交付までの流れ

事前申込(クール・ネット東京)

東京都の補助金と併用可能です、併用する場合は工事請負契約前に電子申請により事前申込を行います。

STEP
1

工事請負契約

契約時に、共同事業実施規約の取り交わしと工事箇所の写真撮影を行うと今後の申請がスムーズです。

STEP
2

予約申請

予約申請により予算が3ヶ月確保されます。

STEP
3

工事完了

断熱材など工事中の写真が必要なケースもあります。

STEP
4

交付申請

性能証明書や納品書を整備して電子申請を行います。審査期間は1.5〜2ヶ月程度とされています。

STEP
5

ワンストップ申請について

各事業に交付申請を行いますが、ワンストップで申請することも可能です。開口部のリフォームはこどもエコすまい及び先進的窓リノベ双方補助対象となりますが、ワンストップ申請により補助率が高い事業へ自動的に割り振りが行われますので、ワンストップ申請をおすすめいたします。

予約申請を行うことで予算が3ヶ月間確保されますので、工期を鑑みながら予約申請を行うべきでしょう。ワンストップにて予約申請を行った場合、交付申請は各事業ごとに申請する流れとなります。

予約申請を行うメリット

弊所でサポートさせていただく場合、基本的には予約申請を行うことをおすすめしています。予約申請を行うメリットは下記の通りと考えています。

  1. 予算が3ヶ月間確保される
  2. 写真等の不備に対応できる
    工事前の写真を撮り忘れてしまった場合、補助金が交付されません。このリスクを回避するために2度申請する必要はありますが、予約申請を行うべきであると考えます。
    予約申請時に不備がある場合は事務局より指摘されますので、着工までに不備を是正することができます。

実際の申請内容と審査期間

下記は弊所でサポートした案件のリフォーム内容と審査期間の一例です。審査期間が長くなりがちな案件は下記となります。

  1. 申請に不備があるもの
  2. 申請する工事種別が複数種類のもの
  3. 制度を併用しているもの
リフォーム事例工事箇所予約申請交付申請
窓・ドア・トイレ・エアコン6箇所2週間3週間
窓・ドア・トイレ・浴槽・給湯器20箇所4週間未承認
窓・ドア・浴槽・給湯器15箇所こども:1週間
窓リノベ:2週間
12箇所2週間
断熱材(壁床天井)・窓・ドア20箇所3週間こども:2週間
窓リノベ:6週間

ワンストップで申請可能ですが、審査は各事業ごとに独立しており、審査完了後に他方の審査が開始される仕組みなので併用申請の場合はより期間を要するケースが多くなっております。まずこどもエコすまい支援事業から審査され、先進的窓リノベという流れで進んで行きます。

工事箇所が1種類のみであれば比較的審査は短期で完了するケースが多い印象ですが、2窓のリフォームのみで1ヶ月以上かかった事例もあるため、完全にケースバイケースと言えると思います。

工事種別が複数に渡る場合は確認書類が多いので審査に時間がかかっています。1ヶ月以上経過してもなお予約申請が未承認の案件もあります。当然ながら補正があると審査期間は伸びていきますので、正確な申請を心がけましょう。

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▶︎よくある不備事例やミスしやすいポイントをまとめています

こどもエコすまい・先進的窓リノベで実際に指摘があった不備やミスしやすいポイントをまとめてみた

目次1 住宅省エネ2023キャンペーンで実際に指摘があった不備やミスしやすいポイントをまとめてみた1.1 住宅省エネ2023キャンペーンとは?1.2 実際にあった不備やミスしや…

現在、審査は概ね滞りなく行われており、交付申請は4週間程度、予約は2週間程度で審査が完了しております。(不備訂正が必要である場合を除く)

補助事業者は、提出した交付申請が不備の指摘を受けた場合、速やかに訂正を行ってください。

2023年10月26日の事務局発表より

いつ、誰の口座に入金される?

こどもエコすまい支援事業は、当月20日締、翌月末支払いを予定。先進的窓リノベ事業は、交付決定から1~2ヶ月で支払われます。上記2事業は、住宅省エネ支援事業者(工事施工者等)の口座に入金され、工事発注者との取り決めにより、①最終工事代金支払時に充当又は②現金支払のいずれかにより補助金相当額を還元します。給湯省エネ事業のみ工事発注者の口座に直接事務局から入金されます。

申請にお困りの事業者さまのサポートを行なっております

本キャンペーンのお問い合わせ窓口に、施主様(消費者)からの審査状況に関するお問い合わせが急増しているようです。現在、審査は概ね滞りなく行われており、交付申請は4週間程度、予約申請は2週間程度で審査が完了しているようですが、不備訂正が必要である場合は審査完了までに期間を要しますので、不備なく申請を行えるよう手引きを確認して正確に申請を行うようにしましょう。

本キャンペーンの申請には膨大なボリュームの申請の手引きを確認し、多くの書類や写真の準備等が必要になります。専門家に申請サポートを依頼することで、これらの事務手続きが大幅に軽減でき、正確な申請が可能です。弊所ではリフォーム業者様の申請サポートサービスを提供しておりますので、申請にお困りの事業者様はお気軽にお問い合わせください。

行政書士に申請サポートを依頼するメリット

補助金の申請は、事業計画策定や必要書類の準備、採択後も交付申請や実績報告等の多くの手続きがあり、非常に煩雑です。補助金申請に関する豊富なノウハウを持ち、手続きに精通している専門家にサポートを依頼することで自社の負担を大幅に軽減することが可能になります。サポートを依頼するメリットは、以下のような点が挙げられます。

  • 申請書類の作成や提出手続きに関するアドバイスを受けられる
  • 申請書類の不備や誤りを防ぐことができる
  • 事務負担が大幅に軽減できる

行政書士に依頼することで、補助金の申請がスムーズに進められたり、不備や誤りを防ぎ、採択確率を高められるようなアドバイスを受けることができます。 当事務所は補助金申請サポートを専門としており、申請に必要な情報を提供させていただき書類作成や手続きをトータルでサポートいたしますので、申請にかかる手間を削減することができます。補助金申請が初めてでどういう手続きがあるのかわからない方や、申請書の書き方がわからない方に対して手厚くサポートをいたしますのでお気軽にお問い合わせください。


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