子育てエコホーム・先進的窓リノベ・給湯省エネの審査期間ってどのくらい?
過去最大級のリフォーム・省エネにかかる補助制度である「住宅省エネ2024キャンペーン」がスタートして約2ヶ月が経過しました。令和5年度も大変注目度の高い制度でしたが、令和6年度からは予算規模がさらに拡大するなどパワーアップして実施されています。
〈2024年6月4日時点の予算に対する補助金申請額の割合〉
子育てエコホームのシステムエラーやワンストップ申請の開始遅延等の影響により、令和5年度に比べて予算消化状況は緩やかに推移しています。本記事では、住宅省エネ2024キャンペーンの子育てエコホーム・先進的窓リノベ・給湯省エネ各事業の審査期間について実例をもとにご紹介いたします。
弊所では、令和5年度より先進的窓リノベやこどもエコすまいの申請サポートを行っており、多くの事業者さまの手続きのお手伝いを行なってきた実績がございます。令和6年度も引続きリフォーム事業者さまのサポートを全国対応で行ってまいりますので、申請にお困りの方はお気軽にご相談ください。
目次
住宅省エネ2024キャンペーン各事業の審査期間ってどのくらい?
当初4月中旬開始予定とされていたワンストップ申請が、6月4日現在いまだスタートしておりません。先日、住宅省エネ2024キャンペーンHPにて、子育てエコホーム支援事業事務局によるシステム準備に時間が掛かっており、受付開始が遅延している旨のアナウンスがありました。開始日は未定で決定次第HPにて公表されるとのことで、早急な開始が待たれます。
昨年度の住宅省エネ2023キャンペーンでは、概ね1ヶ月程度で交付決定になっていましたが、今年度は全体的に審査が遅れているように感じます。
弊所でサポートした実績では、下記のような状況です。
- 子育てエコホーム:4月中旬に申請したもの含め全て審査中。不備指摘もなく相当遅延していると思われる。
- 先進的窓リノベ:最短2週間、その他も1ヶ月程度で交付決定しており、前年度同様程度と思われる。
- 給湯省エネ:4月初旬に申請したもの含め全て審査中。前年度より大幅に申請件数が増加した影響により相当程度遅延していると思われる。
住宅省エネ2024キャンペーンで実際に指摘があった不備内容とは?
- 外気に接することが確認できない
今年度より窓改修に関して、外気に接することの確認が厳格化されているように感じます。特にすりガラスで外気と接することが確認できないという指摘をいくつか受けています。
この指摘への対応としては、工事前後どちらかで確認できれば問題ないので、工事前に全ての窓を一部解放して写真を撮る、ということを励行すれば不備を減らすことができると思います。 - 1窓ごとの写真が撮られていない・窓枠が欠けている
隣り合う2つの窓にかかる申請であっても、1窓ごとの撮影が必要ですので忘れずに1窓ずつ撮影を行いましょう。また窓枠全てが写っておらずが欠けている場合も指摘を受ける可能性がありますので注意しましょう。
写真の不備を減らすためポイント
下記ポイントを押さえ得ておけば写真の不備はかなり少なくなると思います。
①全ての箇所を多めに撮影する
②1窓ごと窓枠が欠けないように撮影する
③念の為引きの画角でも撮影しておく
④場合によっては全体の動画を撮影する
申請から補助金交付までの流れ
住宅省エネ支援事業者の登録
電子申請を行うための統括/担当者アカウントを取得します。交付申請までに登録されていれば問題ありませんが、早めに登録しておくことをおすすめします。
統括アカウント/担当者アカウントとは?
統括アカウントは1事業者1アカウントのみ取得するもので、住宅省エネキャンペーンの参加登録(事業者登録)を行い、各営業担当者が行う交付申請や補助金受領を管理するためのアカウント。
担当者アカウントとは、各営業担当者が消費者と契約し、交付申請を行うためのアカウント。
担当者アカウントで交付申請を行うには、統括アカウントの共通ポータル上に発行される『登録事業者番号』と『連携用パスコード』を担当者アカウントの共通ポータル上で入力し、連携を行う必要がある。
〈アカウント取得イメージ〉
- 担当者氏名
- 事業所住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 登録事業者番号・連携用パスコードを入力し、統括アカウントと連携
工事請負契約/共同事業実施規約の締結
必ず工事請負契約締結が必要です(電子契約も可)。
同時に共同事業実施規約の取り交わしを行うのが望ましいでしょう。共同事業実施規約は申請を行う各事業ごとに準備が必要です。
〈例〉①子育てエコホーム(リフォーム)+②先進的窓リノベにワンストップ申請:①・②それぞれの共同事業実施規約が必要。
工事の実施
工事前の写真は後から撮り直すことができず、不備が多い部分なので多めに撮影を行いましょう。
工事着工後、3ヶ月間予算が確保される「予約申請」が可能になります。
工事後の写真は工事前と同じアングルで撮影します。
交付申請
写真や各設備の性能等を証明する書類を添付し交付申請を行います。
交付申請は担当者ごとに担当者アカウントにて行います。不備の補正連絡等は全てポータル上で行うことになります。不備があった場合、補正期間が設定されますので期間内に対応を行いましょう。
補助金交付
審査が完了すると施工業者に補助金が入金されます。事前に合意した方法により補助金相当額を発注者に還元します。
申請にお困りの事業者さまのサポートを行なっております
下記のようなお悩みを抱える事業者さま、行政書士に申請代行を外注しませんか?
- 補助金を活用したいが手続きが面倒
- 顧客にメリットとなる補助金を提案し、事業拡大を行いたい
- 事務手続きを行うリソースが不足している
これまで複数の事業者さまに弊所の申請代行サービスをご利用いただき、
事務手続きが大幅に軽減した
値引きではなく、適正価格での受注により収益性が向上した
といった課題の解決にお役立ていただいた実績がございます。
本キャンペーンの申請には膨大なボリュームの申請の手引きを確認し、多くの書類や写真の準備等が必要になります。専門家に申請サポートを依頼することで、これらの事務手続きが大幅に軽減でき、正確な申請が可能です。弊所ではリフォーム業者様の申請サポートサービスを提供しておりますので、申請にお困りの事業者様はお気軽にお問い合わせください。